はじめてのスケボー選び
スケボーはデザインの好みで選んでOK!
スケートボードには、長さや太さ、板の形や反り上がりの高さ、金属パーツの高さやゴムパーツの硬さによって形状がことなり、それによって乗り心地や安定感、技の出しやすさなどが変わってきます。
ですが初心者の方が最初から技に挑戦することはないと思いますので、ぶっちゃけデザインの好みで選んでしまっていいです!
まずは「スケボーを滑りたい!」という、楽しい気持ちを持ってもらうことが大切です!
スケボーに慣れてくると、周りと同じように「技を決めてみたい!」「パーツのカスタムをしたい!」などの興味が湧いてくるかと思います。また、滑っていくうちに劣化したパーツの交換やヒビのメンテナンスが必要になってくるので、そんな時に必要なスケートボードのパーツ部品の名称を覚えていきましょう!
デッキ
「デッキ」とはスケボーの足を乗せる板
長さ、幅の広さ、デザインなど、様々な形状があります。
デッキには様々な絵が描かれていることもあり、その絵を「グラフィック」と呼びます。スケボーを選ぶときにグラフィックで選ぶ方も多いです。
デッキの前方と後方には、トラックを接続するためのビス穴が4か所ずつ、合計8か所の穴が開いています。
デッキの長さは身長に合わせて、幅は目的に合わせて選ぶと良いでしょう。
デッキの長さ
身長160cm以下 | 74cm以下 |
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身長160cm〜170cm | 78cm |
身長170cm〜180cm | 82cm |
身長180cm以上 | 82cm以上 |
デッキの幅
細い (19.6cm以下) |
ボードが軽くなるため、回転技が出しやすくなります |
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標準 (19.6cm〜20.5cm) |
バランスの取れたサイズ。初めての方はまずはこちらがおススメ! |
太い 20.5cm以上 |
ボードが重たくなり安定感が増すが、回転技は出しづらくなります |
その他のデッキパーツ
キックが強いほど高く飛べますが、強く踏み込む力が必要となります。逆にキックが弱いと小回りが利きやすくなり、連続したトリックを出しやすくなります。
ノーズとテールの見分け方
スケボーにはノーズとテールがあり、しっかりと前後が決められています。技を繰り出す上でこの前後の向きはやりやすさなどにもつながりますので間違えないように注意したいところです。しかしパッと見た感じで、どっちがテールでどっちがノーズなの?と、区別がしづらいボードもあるのが事実です。そんな時に見分ける方法をお教えします。
長さで見分ける | テールに比べてノーズの方が長くなっていので、トラックのビス穴からの長さで判別ができます。 |
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キックの強さで見分ける | テールに比べてノーズの方が強く(高く)なっているので、床から先端の高さで判別ができます。 |
グラフィックで見分ける | 「縦」なら上:ノーズ、下:テール 「横」の場合は左:ノーズ、右:テールです。 |
トラック
「トラック」とはスケボーのデッキとタイヤを繋ぐ金属のギア
スケートするうえで、スピード・バランス・衝撃耐性など、乗り心地を左右するとても大事なパーツで、スケボーのパーツの中で一番複雑な構造になっていて、いくつかのパーツが組み合わさっています。
ハンガー
ブッシュゴム
ベースプレート
キングピン
ウィール
「ウィール」とはスケボーについているタイヤのこと
ウィールは直径・幅・硬度で乗り心地や技の出し方が変わってきます。
直径
大きい(57mm以上) | スピードは出やすいが、重くなるため技が出しにくくなる |
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普通((53mm~57mm) | バランス型なので、迷ったらオススメ! |
小さい(53mm以下) | スピードは出にくいが、軽くなるため技が出しやすくなる |
幅
太い | 重くなるが安定感は増す(パーク向け) |
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細い | 軽くなるが安定感は減る(ストリート向け) |
硬度
数字+アルファベットで表記されます。70A・99D・101Aなど。
アルファベットはAで表記されていることが多いのですが、これはメーカーの規格値なので選ぶときは基本的に数字を見ればOKです。
硬い(99以上) | 地面からの反発が大きくなり、回し技やスライド技が出しやすく、トリック向き |
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柔らかい(99以下) | ある程度のクッション性があり、着地の衝撃や荒れた通路の影響が少ない |
※クルージング用(88以下) |
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ベアリング
「ベアリング」とはトラックにウィールを取り付ける際に、ウィールの両側に取り付けるドーナツ状の金属パーツ
ベアリングはハンドスピナーでも馴染みのある方も多いかもしれませんが、摩擦を軽減することで良く回転するためのもので、内部に小さな金属のボール個6~7個入っています。その各ボールが一緒に開店することで摩擦を軽減し、より良い回転を生みます。スケボーではウィールの回転=スピードに繋がります。ウィール1つに対して両側に一つずつ取り付けるので、合計で8個のベアリングが必要です。パーツ販売も基本8個のセット販売です。
ベアリングの性能は「ABEC(エイベック)」という規格で数値化されていて、数字が大きいほど摩擦を軽減するのでスピードが速くなります。但し、長時間回転し続けると熱で金属がゆがむので壊れやすくなります。初心者はABEC3から始めて少しずつ上げていくのが良いでしょう。
ベアリングの内部には摩擦を軽減するためのオイルが塗られていて、オイルの種類も2種類あります。